【メイク雑学】コスメに入っている美容成分
1. 酸化亜鉛
UV-Aから体を守る紫外線散乱剤
『酸化亜鉛』は、紫外線(特にUV-A)に対して高い防御能力を持つ紫外線散乱剤です。肌への安全性が高いことから、日焼け止めやファンデーション、ベビーパウダー、収れん化粧水などに広く一般的に使われています。
2. シリコーン(シリコン)、ジメチコン、アモジメチコン
安全性が高く、ダメージヘアにうるおいとツヤを与える成分。
『シリコーン』は酸素とケイ素と有機基からなる有機化合物。正しくは『シリコン』ではなく『シリコーン』です。
熱や光に強く、柔軟性があり、通気性が高いなど、さまざまな特長を持っており、かつ非常に安全性も高いため、シャンプーやコンディショナーのほか、コンタクトレンズ、調理器具、柔軟剤など日用品や工業・医療の分野でも使われています。
特にヘアケア製品では、洗髪時の摩擦を軽減してなめらかな仕上がりをもたらすほか、ダメージヘアにツヤも与えます。
3. スクワラン、植物性スクワラン
べたつかないのが特徴の液状オイル
べたつきが少なく、保湿力のある成分で、乾燥による肌荒れに効果を発揮します。
もともとはサメの肝油から採取していましたが、植物油からも作られていて、近年は植物性スクワランが多く使用されています。
化粧品だけでなく、医薬品の軟膏や座薬にも用いられています。
4. 二酸化チタン、酸化チタン
UV-Bから体を守る紫外線散乱剤。
『酸化チタン』は、紫外線(特にUV-B)の防御力に大変優れ、粒子を超微粒子化することにより肌に塗布した際に透明に見えるので、日焼け止めなどに広く使われています。
光の屈折率が高いため、カバー力の高いファンデーションとしても使用されています。
5. 花びら状酸化亜鉛、酸化亜鉛
日焼け止めの透明感を格段にアップした立役者。
『花びら状酸化亜鉛』は、紫外線(特にUV-A)防御効果を持つ酸化亜鉛を日焼け止め成分としてより使いやすく改良したもの。なめらかな使用感で高い透明感がある紫外線散乱剤です。
6. パラベン、メチルパラベン、プロピルパラベン
微生物の増殖を防ぐ安全性の高い防腐剤
『パラベン』は、微生物の増殖を防ぎ、化粧品の品質を維持する成分です。 化粧品を使用する際に、空気中や指に存在している雑菌が容器の中に入ってしまっても、増殖を防いでくれます。 古くから多くの国・地域で化粧品や食品などに活用されており、安全性の高い防腐剤として知られています。
7. パラメトキシケイヒ酸2-エチルヘキシル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
紫外線吸収剤。特にUV-Bから体を守る
『パラメトキシケイヒ酸2-エチルヘキシル』は、紫外線に対して高い防御力を持つ紫外線吸収剤です。
特に、赤くなる日焼けの原因であるUV-Bの吸収に優れ、多くの日焼け止め製品に使われています。
8. 2,4-ビス-[{4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ}-フェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
紫外線吸収剤。UV-AからUV-Bまで幅広く体を守る
『ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン』は、幅広い紫外線に防御能力がある紫外線吸収剤です。 UV-A、UV-Bともに吸収するという特徴があります。 光によって壊れにくいため、紫外線防御効果の持続的に発揮します。
9. フェノキシエタノール
化粧品の品質を守る防腐剤
『フェノキシエタノール』は微生物の増殖を防ぎ、化粧品の品質を守る成分です。
空気中や指などに存在している雑菌が容器の中に侵入しても、増殖することを防いでくれる成分で、防腐剤として使用されています。
10. ワセリン
バリア機能に優れたペースト状の油。
『ワセリン』は、石油を高純度に精製して作られた、リップクリームやハンドクリームだけでなく医薬品でも使われるおなじみの油分。皮膚の上にバリアを形成して外部の刺激から肌を保護したり、水分の蒸発を防ぐ効果があります。その高いバリア機能から保湿クリームや医薬品としても使用されています。
資生堂では、不純物を徹底的に取り除いた純度の高い原料を厳選し、安全性を十分に確認して使用しています。
参照: https://www.shiseidogroup.jp/ingredients/category/makeup.html